コピー、FAX、スキャナー、プリントなど日々、多様な用途に用いられている複合機。企業では営業資料や契約書、企画書など、学術機関では学生の個人情報や論文など重要な書類の印刷やコピーなどに用いられていることでしょう。さらに、マイナンバー番号確認書類や身元確認書類の登録、領収書など税務書類のスキャン保存など、ますます重要な情報を扱うようになっている複合機。しかし、複合機上で扱った情報が、悪意ある第三者により奪われる危険性があるとしたら?──見逃しがちな情報漏えいリスクの実情とその対策について紹介します。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 漏えい対策
まだパスワードを付箋で貼っている?「PC認証、もっと簡単ならいいのに…」
「営業部の課長、PCにパスワードを書いた付箋を貼りつけている。危ないな…」
もちろん、特定の部署に限った話ではありませんが、今なおログインパスワードを付箋に書いた紙をPCに貼っていたり、分かりやすい場所にメモを貼っていたりというケースが後を絶ちません。それどころか、このような人が今後も増えるという可能性も…一体、なぜなのでしょうか?
セキュリティ強化が、社員を時代に逆行する“抜け道”へと導く?
とある製造業A社に勤務するO氏の場合。
出社したらまずPCを立ち上げてIDとパスワードを入力【A】。メールチェックをしたら「業務開始」とWebブラウザから業務アプリケーションに、IDとパスワードを入力してログイン【B】。さらに管理者権限が必要な設定を行う際にはまた、別のIDとPassでログイン【C】。次に、経理関係の情報が必要になり業務アプリケーションにログイン【D】。また別の業務を行う時には…。
情報漏えい経路の盲点に要注意!“ここ”が最も注力すべきだった
情報漏えい事件が後を絶ちません。情報漏えい対策は今や企業にとって必須課題ですが、どこから着手し、セキュリティ強化すべきなのかは悩みどころ。そこで今回は、情報の“流出口”について考えるとともに、その対策について考えました。
情報漏えい経路、最も多いのは「どこから」だと思いますか?
唐突ですが、問題です。
「情報漏えい経路」で最も多いのは、次のうちどれでしょうか?
1.USBメモリ
2.紙媒体
3.電子メール
4.インターネット
5.PC本体