地方自治情報化推進フェア2017レポート〜テレワーク導入の課題と目指すべき姿とは?~

2017年11月9日、10日の2日間にわたり東京ビッグサイト(東京都・江東区)で「地方自治情報化推進フェア2017」が開催されました。
今回は、その中から、働き方改革で注目されている「テレワーク」にスポットを当てたセミナーや展示を中心にレポートします。まずは、テレワークの第一人者が登壇したセミナーの様子をご紹介します。

自治体におけるテレワークの可能性と成功のポイント

会場内で注目を浴びていたセミナーの1つが、「自治体におけるテレワークの可能性と成功のポイント」。数多くの自治体のテレワークを推進し、内閣府政策コメンテーターも務める田澤由利氏を講師に迎えた本セミナーでは、多くの方々にご来場いただき、テレワーク推進に積極的な自治体が多いことがうかがえました。では、田澤氏が取り上げた内容の一部をここでご紹介します。

 

<テレワークで働き方改革>

日本の経済成長を目的として安倍内閣が進める働き方改革。長時間労働の是正だけでなく、ICTを活用して実現する「テレワーク」も働き方改革の重要なテーマの1つとなっています。近年ではメガバンクや小売店など、これまで「テレワークは不可能」と思われていた企業でも導入が広がっています。
企業がテレワークを導入する理由の1つが介護離職の防止です。少子化が続き、介護離職の問題がますます深刻化していく中、時間や場所を有効活用できるテレワークが「当たり前の働き方」になることが求められています。

<テレワークの課題と目指すべき姿>

メリットの多いテレワークですが、さまざまな課題もあります。
【管理職や同僚から見た課題】
・離れていると、仕事をしているかどうかわからない。
・その場にいないので仕事を頼みにくい。
【本人から見た課題】
・肩身が狭い。成果を出そうとつい仕事をしすぎてしまう。
・社内での評価が下がるのではないかと不安。
こういった課題を認識し、どうやって解決していくかを考える必要があります。

課題解決のためには、「テレワークでは仕事が限られる」と考えるのではなく、「テレワークでも仕事ができるように、仕事のやり方を変える」ことこそが重要です。目指すべきテレワークは、仕事を切り分けるのではなく、丸ごとクラウド上に置いて、いつもの仕事をどこでもできるようにするスタイルです。
会場では、田澤氏の会社で使用しているテレワークのツールで、実際のバーチャルオフィスを見せていただきました。参加者は興味深そうに見入っていました。

 

<地方創生の取り組みでテレワークを推進>

テレワークは、地方創生においても非常に重要です。地域に雇用を生み出すだけでなく、企業にとっても福利厚生、社員育成、人材確保、生産性向上、リスク分散などのメリットがあります。

テレワークで「働く場所」として注目されているのがサテライトオフィス。サテライトオフィスとは企業が用意した、あるいは使用を認めたオフィスのことで、都市型・郊外型・地方型があります。都市型は人が集まりやすくビジネスになりやすいので、多くの企業が設置に前向きです。しかし、郊外型や地方型は対象となる範囲が広いために多くのオフィスを用意しなくてはならないことや、企業の本拠地から離れているなどの理由で設置しにくいものとなってしまいます。

そこで、自治体が郊外型・地方型のサテライトオフィスを設置して、都市の企業を誘致したり、地域住民の働き方改革を推進したりするケースが登場しています。
企業を誘致するためには、その地域に合ったメリットを打ち出していくことがポイントとなります。例えば北海道北見市では地元大学との連携。北海道斜里町では世界自然遺産の知床で合宿を行える。といったメリットを掲げています。

  

これからテレワークを推進しようと考えている人にとって、実りあるセミナーでした。
下記サイトではテレワークを実現するためのツールについてご紹介しています。今後、テレワークの導入・推進を検討される方はぜひご覧ください。

▼関連情報
・柔軟な働き方と業務効率の改善を支援する「WorkStyle suite」

テレワーク、セキュリティ対策など4つのテーマでソリューションを紹介

今回の「地方自治情報化推進フェア2017」において、シーイーシーは「テレワーク」、「セキュリティ対策」、「ドキュメントセキュリティ」、「窓口業務の効率化・住民サービス向上」をテーマにブースを出展しました。

「テレワーク」の展示では、小規模から始められるワークスタイル変革ソリューションを紹介しました。
・なりすましを防止する本人認証
・勤務状況を見える化し、長時間労働を抑制するモバイル勤怠管理
・オフィスパソコンで印刷登録し、コンビニで認証することでセキュアに印刷できる「SecurePrint!」
・サテライトオフィスなどに機器を設置するだけでセキュアなネットワークを構築する「SD-WAN」
など、テレワークに必要な機能を実際の画面や機器を見ながら体験していただける展示でした。ブースではミニセッションも行われ、注目を集めていました。

 
 

「セキュリティ対策」としては、
・学校教育分野向けにセキュリティポリシー策定や学内ICT化を支援するソリューション
・内部ネットワークの入口・出口の両面からセキュリティ対策を行う「かんたんeセキュリティ」
・24時間365日、セキュリティ専門家によるサポートが受けられる「CEC SOC」などの展示を行いました。

「ドキュメントセキュリティ」のコーナーでは、顔認証による印刷や静脈認証によるPCログオン、複合機との連携による行政文書などの電子化を紹介しました。顔認証による印刷のデモンストレーションでは、認証の速さに来場者が驚きの声を上げる場面も見られました。

 

特定の組織を狙う標的型攻撃は巧妙化し、情報窃取のリスクは年々高まっています。自治体もそのターゲットとして例外ではありません。
シーイーシーでは、セキュリティ対策のコンサルティングから設計・導入、運用まで包括的に支援するサービスを提供しています。「セキュリティ対策は何から手をつけていいか分からない」とお悩みの方は、下記サイトをぜひご覧ください。

▼関連製品
PCや紙媒体からの情報漏えいを防ぐ認証セキュリティ「SmartSESAME」
小規模オフィスセキュリティ「かんたんeセキュリティ」 
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